ワードローブに欠かせないテーラリングやスポーツミックスのカジュアルアイテムを豊富に揃えたThe Essential Edit。2020年春夏シーズンは、ソフトメイキングの新型スーツやゆったりとしたシルエットのスプリングコート、ポップアートを連想させるモチーフを刺繍やプリントであしらったブルゾンやシャツなどが登場します。

今シーズン新たに登場するスーツの新型「1856モデル」のジャケットは、ソフトメイキングでナチュラルショルダー、やや長めの着丈が特徴です。股上が深めでテーパードシルエットのトラウザーズを組み合わせることでエレガントな雰囲気を演出します。

重厚な光沢感としなやかさを兼ね備えたドーメル社製の生地を使用したスーツ。今シーズンの素材にはアマデウス365にナチュラルストレッチが加わりました。

イタリアのベステ社製の先染め平織素材を使用したジャケットとトラウザーズ。素材は超高密度・超軽量で接触冷感機能も備えており、軽い仕立てのアンコンジャケットとウエストがドローコード仕様のトラウザーズを提案しています。

ジャケットはイタリア、ロロ・ピアーナ社製のサマー・タイムシリーズの素材を使用。しなやかなウール、シルクの光沢感、リネンのドライ感の３つの異なる素材を通気性の高い平織で織り上げ、メランジ調に仕上げたベース生地が涼しげな印象です。

すっきりとした細身のカーゴパンツは、ウエストのドローコード、ひざ部分のアクションタック、ヒップパッチなど、随所に施されたアクティブディテールが特徴。

経糸にウール糸、緯糸にポリエステル混の糸を使用したブルゾンとトラウザーズは、ハリ感がありつつもウールの滑らかさを感じさせ、テクニカルウールとも呼べる素材が特徴です。ブルゾンの身頃部分には同系色異素材の切り替えを施し、フロントにはアーティストストライプをプリントで表現したオリジナルファスナーあしらっています。

ややゆったりとしたシルエットのトレンチコートはイタリアのベステ社製のコットン素材を使用し、国内のコート専業工場で縫製されています。熟練の職人の手により衿付けされ、首回りのフィット感も抜群です。コート前端を裾から縫い上げることにより、自然な落ち感と美しいドレープに仕上げています。

インナーのミリタリーブルゾンは比翼仕立てとクロップド丈がミニマルな印象でありながら、大きなベロウズポケットが特徴。上品なシボ感のあるイタリア・ディモナ社製のナイロン素材を使用しています。

ブルゾンは、シルクのように肌触りが良く光沢のある再生繊維のビスコースと、天然素材の麻をミックスしたイタリア・ディナモ社製の素材を使用。さりげなくジャカード織で星柄を散りばめています。左胸には今シーズンのキーモチーフの一つであるバニーラビットを、右袖には星型をそれぞれ刺繍であしらい、背面にはさりげないハンドモチーフのプリントが入ります。

インナーのニットは、ボディ部分に光沢感のある超長綿ギザコットンを使用。ポップなバニーラビットをコントラストカラーであしらっています。

ストレッチ性のあるブルゾンは、イタリアのジー・ディー・エー・シャーティ社製の繊細なグログラン素材に、動きのあるWalkerプリントをあしらっています。インナーのWalkerプリントシャツはクリーンな比翼仕立てのオープンカラーで、ミニマルな印象を与える夏らしいデザインです。

先染めストライプのコットンシャツ。高密度に織り上げ洗いざらしの風合いで仕上げることで、よりナチュラルな印象を与えます。シャツの柄はネオダダの作風からインスピレーションを受けており、既製品（ストライプ）に大衆的な図像（プリント）を組み合わせるというアイデアを表現しています。

ネオダダの作風を意識したパネルプリントのシャツ。ベースの生地には光沢感がありプリントが映えるコットンタイプライタークロスを使用。

英国のバウワー・ローバック社製のウール生地を使用したダブルブレステッドスーツ。高密度に織り上げたドライタッチな素材に、ブラウン系の千鳥柄と濃淡差のある朱色のペンがあしらわれ、オーセンティックな英国らしさを感じさせます。今シーズンのジャケットはウエストの絞りをやや強調させ、着丈を長めにとることで、よりエレガントな印象に仕上げています。