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Adam Aftanas

ポーランドのクリエイティブエディター兼VFXアーティストであるアダム・アフタナスは、ポール・スミスのアーカイブから映像と生地を再構成し、過去と現在を並べて見せるデジタルコラージュ作品を制作しました。

どこでインスピレーションを見つけますか？

私の周りに才能のある人々がたくさんいて、彼らが創造的成長に働きかけてくれるのはとても幸運だと思っています。あらゆる種類のプロジェクトで仲間と一緒にコラボレーションすることも大好きです。それが編集であろうと、オープニングテーマソングで声帯を唸らせる（私がスクリーモ*をしているのが聞き取れるソフィー・ゲートの短編アニメ映像のように）だけであろうとね。

*エモ、ハードコアから発展したジャンルの音楽

このプロジェクトにどのように取り組みましたか？

アーカイブ映像や生地で作品を制作することにはとてもワクワクしました。幽霊のように過去の要素がランダムに戻ってきて、思い出せない過去に懐かしさを感じさせるホーントロジー*体験をするのが好きです。作品を構造化されたものや時系列化されたものにしないように心がけました。代わりに、もともとは切り離されていた要素同士をつなぎ合わせて、ブランドの過去50年が現在と同じくらい重要であることを明示することに焦点を当てました。

*哲学者のジャック・デリダによる造語で、「過去に取り憑かれた現在」などの意味を含む

あなたの仕事において、色はどのような役割を果たしますか？

色はイメージを扱う上で非常に重要です。私はVHS映像、16mmフィルム、完全にコントロールすることができないその他の種類の不安定な色を表現する未加工素材を数多く使用します。このちょっとしたカオスは、色の使い方においても、映像制作への取り組み方においても、長年に渡り私の仕事の本質的な部分になっています。

ポーランド人であるため、楽観主義と自信に満ちた色づかいは、悲しいことにポーランドの政治情勢が波乱に富み、危険になっていることを想起させます。 ポーランドの3分の1が「LGBTフリーゾーン（性的少数者排除区域）」を宣言し、政府によるポーランドのLGBTQIA +の人々への絶え間ない憎悪の煽動が続く中、色の使用は政府への反抗的な行為と見なされています。

PROFILE

About Adam

アダムは多才なフリーランサーであり、クリエイティブな編集プロダクション、VFX、デジタルメディアで10年以上の経験をもつ。 ファッション、音楽、美容、スポーツの分野にわたるさまざまなクライアントのために作品を制作している。