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      デザイン、生地、縫製、加工と一貫してMADE IN JAPANにこだわり、日本の職人の優れた技術と手仕事で独自の世界観を表現するPS Paul SmithのRED EAR。

      今シーズンは、RED EARのアイコンであるウサギを主人公に、餅つきをしていたウサギが月を飛び出し、餅を振舞い再び月に戻っていくというストーリーをオリジナルのマンガで表現。そのアートワークやモチーフを、ジャカード織、プリント、墨染め、抜染などのさまざまなテクニックで、素材感やシルエットにこだわったコート、シャツ、スウェット、デニムなどのアイテムに落とし込んでいます。

      上品な光沢とドレープ感が美しい太畝のコーデュロイを使用したビッグシルエットシャツは、大きくドロップさせたショルダーラインが程よいリラックス感を生み出します。インナーに合わせているのは、丁寧に染め上げた幾重にも重なる柔らかなペールトーンのチェックが美しい5ボタンのカットソー生地を使ったカーディガンとチェックのシャツ。

      タテ糸に繊細なグレイッシュカラーの糸を使用したスモーキーなホワイトデニムは重量感と存在感がありながら、コーディネイトに抜け感を演出します。

      ヴィンテージ感溢れるスモーキーホワイトのカバーオールとデニム。古着のスポーツウェアやワークウェアに見られるパッチ使いのディテールを胸に施し、オーセンティックなアイテムにヴィンテージ感を演出しています。

      AW19 RED EAR
      AW19 RED EAR

      ジャカード織で月とウサギのストーリーのマンガをあしらったステンカラーコート。細番手の糸で繊細な柄を表現するとともに、やや甘めに打ち込んだ組織で柔らかい生地感に仕上げています。ジャカード織ならではの凹凸感とインパクト柄が、他にはないRED EARならではのオリジナリティと特別感を生み出しています。

      ワンタックワイドシルエットのデニムは、希少な色目のインディゴ糸をタテ糸に、茶色の糸をヨコ糸に使用することで独特な深みを表現。レーザー抜染で月の満ち欠けやラインを繊細に施しています。

      AW19 RED EAR

      高密度で織った生地を墨で染め、洗いで独特なシボ感、ムラ感、膨らみ感を出した素材と、その素材に相反するコーティングを施してハードに仕上げた生地との2種類を、パーツごとに組み合わせたマキシ丈のコート。素材の持ち味とゆったりとしたシルエットが相まって、唯一無二の存在感を生み出します。

      AW19 RED EAR
      AW19 RED EAR

      インディゴの美しいカラーに加え、ハリ感のある平織とドレープ感のある綾織生地をミックスアップさせたオーバーサイズのスポーツブルゾン。強めの製品洗いにかけることで異素材同士が馴染みあい、まるで着古したような風合いに仕上げています。

      甘めに編み込まれたソフトな質感が魅力のクルーネックニットは上品な光沢感あるウール素材を使用しており、袖と裾口には美しいカラー糸を施しています。ゆったりとしたシルエットとテクスチャーが着心地良く、リラックス感を与えます。

      Model: Kota Maruyama
      Photography by Junghyun Kim
      Styling by Hideyuki Kanemitsu
      Hair by Shota Kurushima
      Gunma Astronomical Observatory