世界1台のアーティストストライプカラーの1965年型911は、英国オックスフォードシャーのビスタヘリテージに拠点を置く「Sports Purpose」創設者でありディレクターのジェームス・ターナーの個人プロジェクトにより誕生しました。
「私はずっとポール・スミスのファンで、今でもポール・スミスのセーターとジーンズを初めて買ったときのことを覚えています。実際のところ、まだそれらのアイテムを持っています!幸運なことにこれまでにいくつかの仕事を一緒にする機会があり、いつも ”いつか自転車でコラボレートできたらいいね” と話していました。今回、私自身が乗るレーシングカーを製作する企画が生まれた時、私はぜひポール・スミスとコラボレートしたいと思いました。仕上がった車両には非常に満足していますし、ポール・スミス、ポルシェ、世界中のカーレースファンの方たちにも見ていただき喜んでいただけることを願っています。」ジェームス・ターナー
アーティストストライプカラーのポルシェ911が出場した最初のレース、ル・マン・クラシック2018のポルシェクラシックレースは7月6日から8日に開催されました。その後車両はポルシェ70周年アニバーサリーの一環として、7月13日から15日にイギリスで開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2018にも登場します。
特別なレーシングカーの車両の組み立てと完璧なアーティストストライプの塗装に関しては、クラシックカーの修復に長けたタットヒル・ポルシェが担当し、彼らのあらゆるスキルとノウハウが必要とされました。
アーティストストライプカラーは車体全体にあしらわれるとともに、ダークグリーンのロールケージやペトロールブルーのクッションシートにもストライプに使用されている色彩を落とし込んでいます。最後の仕上げに、バルサ材のギアノブにはポールのサインが書かれています。
Special thanks to James Turner, Sports Purpose and Tuthill Porsche.
Photography by Mathieu Bonnevie