マキシドレス、モダンなテーラリングからプリントまで、ポール・スミス2023年秋冬ウィメンズコレクションをトレンドごとに解説します
晴れやかな夏の日々も終わりが近づき、名残惜しさを感じつつも、この時期になると秋冬コレクションの到来という次の楽しみがやってきます。これはつまり、ポール・スミスには新たな発見がたくさんあるということ。何から手をつけたら良いか分からないという方は、ぜひこちらのガイドをご活用ください。モダンなテーラリング、マキシドレス、ステートメントプリントなど、今シーズンの5つのトレンドをご紹介します。
マキシドレス、モダンなテーラリングからプリントまで、ポール・スミス2023年秋冬ウィメンズコレクションをトレンドごとに解説します
晴れやかな夏の日々も終わりが近づき、名残惜しさを感じつつも、この時期になると秋冬コレクションの到来という次の楽しみがやってきます。これはつまり、ポール・スミスには新たな発見がたくさんあるということ。何から手をつけたら良いか分からないという方は、ぜひこちらのガイドをご活用ください。モダンなテーラリング、マキシドレス、ステートメントプリントなど、今シーズンの5つのトレンドをご紹介します。
Make It A Maxi
Make It A Maxi
2023年秋冬シーズン、ポール・スミスでは ‘More is More’(多ければ多いほど良い)を主張します。それは今季のスカートやドレスにおいて特に強く感じられることでしょう。着丈が長くなっていることが何を意味するのかにはさまざまな議論がありますが、裏を返せばマキシ丈の復活は、服装というものが以前よりも少し「主張する」ものになってきたということでしょう。最新のコレクションに登場するワンピースのような、目を引く配色で存在感のあるプリントを施したアイテムの場合は特にそうです。このようなアイテムの魅力はその汎用性にあります。サンダルやフラットシューズとコーディネートすれば完璧なデイタイムドレスになり、ヒールや相性の良いジュエリーと合わせればイブニングルックが完成します。
Day-To-Night Dressing
Day-To-Night Dressing
パンデミックを経て通常の生活に戻ると、再びドレスアップする機会が増えてきました。ソファに座りっぱなしでいることがなくなり、少し気合を入れた着こなしを楽しみたいという願望の表れでしょう。そして今、オフィスへの復帰が本格化したことで新たな難問が浮上しています。それは、仕事の後にディナーや飲み会が入ったときのために、昼も夜も活躍するワードローブを用意すること。その解決策として、ポール・スミスの最新のコレクションは、ミックス&マッチのジャケットやスカートのようにドレスアップもドレスダウンも可能になるアイテムを提案しています。また、アクセサリーもお忘れなく。ノートパソコン用バッグをカラフルなクラッチバッグやミニバッグに替えて、ステートメントイヤリングをプラスすれば、オフィスルックが大変身します。
Modern Tailoring
Modern Tailoring
このリストにテーラリングが登場することに驚きはないでしょう。ポール・スミスが50年以上前に会社を設立して以来、テーラリングは常にコレクションの中心的存在であり、ポール・スミスの中核をなしてきたものであることを考えると、あえて「トレンド」と呼ぶのはむしろためらわれるほどです。今シーズンのウィメンズテーラリングは、ポール・スミスのアーカイブに見られる伝統的なスタイルや70年代のニュアンスを取り入れ、フェミニンでありながら力強さも感じさせます。ただ、トレンドを取り入れるために必ずしもスーツに身を包む必要はありません。今季は、タキシードやパリッとした白シャツ、プレッピーなストライプシャツドレスなど、伝統的なメンズウェアのコードに新たな解釈を加えてウィメンズに落とし込んだがアイテムも展開します。
Fresh Prints
Fresh Prints
ポール・スミスのコレクションでは、色彩やテーラリングとともにプリントも必ず最前線に登場しますが、今シーズンはいつもより少しばかり大胆です。その理由はやはり、そろそろインパクトのあるワードローブを復活させる準備ができているのでは?と考えているから。ヴィンテージのラグからインスピレーションを得た「Rug(ラグ)」プリントや、ツイードを2Dで再構築した「Flecks(フレックス)」プリントなど、2023年秋冬コレクションのプリントは遊び心のあるテクスチャー使いで、レイヤリングせずとも着こなしにダイナミックさと奥行きをプラスします。そしてこのコーディネートが証明するように、組み合わせることで主張できるステートメントルックが叶います。
Checks Please
Checks Please
2023年秋冬シーズン、メンズ、ウィメンズともにチェック柄も大きなテーマのひとつです。特徴的なチェックは、ポールのこれまでのデザインが保管されているノッティンガムにあるアーカイブで見つけた、70年代メンズウェアのヘリテージチェックに着想を得ています。上品なブラウンのツーピースや一緒に合わせているコートのように、チェック柄は秋にぴったりの独特なヴィンテージ感を添えています。頭からつま先までチェックで統一すると組み合わせるアイテムはシンプルにしたくなるかもしれませんが、ポール・スミスではチェックをニュートラルなベースとし、その上にメンズショーのランウェイに登場した「ビッグフローラル」のスカーフのようなプリントを合わせることを提案しています。
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