3度目のフライトの舞台は日本。壮大なランドマークを背に、シグネチャーストライプの気球が、日本の富士山近郊の空を飛行しました

なぜ富士山が、北斎や広重のような世界的に有名な芸術家たちの憧憬の対象であったのかは、紛れもなくその美しさでしょう。日本を代表する名所のひとつである富士山は、この山を一度も訪れたことのない人たちにもその存在を認識されており、雪を頂く山頂は日本そのものの代名詞にもなっています。

そしてストライプもまた、ポール・スミスの代名詞です。それゆえ、次の気球の飛行場所に富士山近郊が選ばれたのも不思議なことではありません。日本はポール・スミスにとって非常に大切な場所であり、80年代に日本でのビジネスをスタートしたポールは、初めて訪れたときからこの国に魅了され、以来定期的に日本を訪れています。

幸運にも、富士山付近は気球の飛行にも理想的な条件が揃っていることがわかりました。飛行に最適な場所を見つけるために田園地帯を長時間ドライブした後、ポール・スミスのチームは富士山の雄大な景色を背景に、3度目となるシグネチャーストライプの打ち上げを行いました。

2021年に始まった気球の旅は継続的なプロジェクトで、シグネチャーストライプの気球はこれまでにイギリスとアメリカ・ラスベガスの空を飛行しています。2度目の飛行が行われたラスベガスでは、モハーベ砂漠の荒涼とした美しさが、畏敬の念を抱かせるような静かなフライトの舞台となりました。

高さは22メートルを超える（赤いロンドンバスの長さの約2.5倍） ポール・スミスのシグネチャーストライプの気球は、パンデミックの後、世界が再び開かれていく中で、希望とオプティミズムの象徴として構想されました。

この気球の製作はまさに愛の結晶そのものです。気球のエンベロープには1,000m以上の生地と5kmの糸を使用し、200時間かけて英国に残る最後の気球工房にてハンドメイドで製作されました。そして、バスケットとバーナーの製作がこれに加わりました。

このようなディテールへのこだわりやクラフツマンシップは、シグネチャーストライプのコレクションの随所に反映されています。例えばポロシャツの襟の控えめなティッピングや、イタリア製カーフレザーの財布のライニング、上質なメリノウールセーターにインターシャで編みこまれる柄など、シグネチャーストライプはポール・スミスの伝統、クラフツマンシップ、革新性を象徴しています。

そしてそれだけではありません。シグネチャー・ストライプを記念して、2023年10月に日本では特別なイベントを開催します。詳細を下記よりご覧ください。

ポップアップイベント開催

2023年10月5日（木）～15日（日）の期間、東京・原宿のBANK GALLERY （バンク ギャラリー） にて、ポール・スミスを象徴する「シグネチャーストライプ」にフォーカスしたポップアップイベント『ポール・スミス ストライプを紐解く ー STRIPE, UNFOLDED』を開催します。