東京・港区にある小橋さんのオフィスは、白を基調としながらプレイフルで、アーティー。壁に高額で取引される話題のアーティストの作品、ネオンアートが飾られているかと思えば、フリースペースにはポップなクマ型のビーズクッションがあるなど、ほのぼのした雰囲気も漂います。
そんな空間に映えるアウトドアのブランケットから着想を得たコートは、ウォーム感たっぷりなブークレ生地を使用したもの。ブリティッシュテイスト香るチェック柄が魅力的ですが、デザインはシンプルなチェスターフィールドタイプ。だからオーセンティックでタイムレスです。ネック部分のアクセントが効果的なハイゲージのタートルネックセーターや、フェード感の強いライトグレーのストレッチデニムと合わせれば、エレガントなルックスとリラックスした着心地を両立できるのもポイントです。
「最近はサウナがブームになっていますが、日本のサウナブームの先駆けとなった人は元々一緒に会社をやっていたメンバーで、昔からサウナ施設をプロデュースしたりもしてるんですよ。もちろん、僕自信も年季の入った“サウナー”です(笑)。このオフィスの中庭にも、海外から取り寄せたオーダーメイドのサウナテントを設置しているくらいですからね」
コート¥71,500、セーター¥28,600、ジーンズ¥22,000、シューズ¥60,500(全て税込)その他本人私物
ボリューム感たっぷりで、それでいて大人っぽいシックは雰囲気をもつダウンジャケットのシェルは、撥水加工を施したストレッチナイロン素材。マットで落ち着いたグレーの発色を強調するかのような、フード内側の縁の部分にあしらわれたアーティストストライプが目を引きます。そして中綿は、770フィルパワーのフレンチダックダウンだからこのボリューム感にして、羽毛の重量自体はわずか190gほどしかありません。圧倒的な保温性と、軽快な着心地を兼ね備えた逸品です。
「僕は早朝にサーフィンを楽しんでから仕事に向かうことも多く、動きやすさ、着心地の良さというのはとても大切にしているんです。朝晩のメディテーションが日課で、周囲の情報に流されないよう、自分の心の内側に常に意識を払うよう心がけています。
サーフィン帰りには、やっぱり快適でラクなのが1番。遊びと仕事がクロスオーバーしているようなところがあり、会食などがなければカジュアルなスタイルのまま出社することも多いので、こんな軽くて機能的なアウターは重宝しますね」
合わせているのは、目がギュッと詰まったシンプルなカットソー。裏毛に使用しているターコイズグリーンを、あえて裾部分のコントラストカラーとして活かしています。大柄のチェックが着こなしのアクセントにぴったりのマフラーは、ダウンジャケットとシンクロするブラウン系のウールカシミア素材。ダークなコーディネートを華やかに魅せる、隠れた名脇役です。
ダウンジャケット¥88,000、カットソー¥29,700、トラウザーズ¥30,800、マフラー¥19,800、スニーカー¥33,000(全て税込) その他 本人私物