The New 9-5: Five Days Of Tailoring

私たちが知る限り最もスタイリッシュな男性の1人、テオ・ヴァン・デン・ブロークが、スーツがもたらす気分、近頃では快適さを第一に考える理由、そしてポール・スミスの「Modern Working Wardrobe(モダン ワーキング ワードローブ)」の5つの着こなし方について語ります

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世界的なコロナウイルスの大流行により、オフィスでの働き方が大きく変化したことは、すでに明らかでしょう。在宅勤務は今後も続き、オフィスと自宅での勤務を組み合わせたハイブリッドな働き方には多くの利点がありますが(最近の研究では生産性が向上するともいわれています)、最も快適な部屋着を着て、一日中家から一歩も出ないという罠に陥りがちです。

「GQで働いていた頃は、テーラリングを日常的に着ていました。主に媒体を代表してイベントなどに出席することが多かったからです。Soho Houseでの新しい仕事ではオフィスにいることが多いので、テーラードアイテムにスニーカーやスウェットなど、よりカジュアルなアイテムをミックスしています。着心地のよさをより重視する傾向があり、私もその着こなしを気に入っています」

 

それがどのような着こなしなのかを教えてもらうため、テオの協力のもと、2022年秋冬シーズンの「Modern Working Wardrobe(モダン ワーキング ワードローブ)」のスタイリングを彼自身に披露してもらいました。どんな仕事の1日であったとしても、テーラリングを多彩に着こなす5つの例をご紹介します。

ここ最近、スーツはある種の存亡の危機を迎えていると言ってもよいでしょう。在宅勤務が一般化する前から、ドレスダウンがすっかり定着したように見えるこの世界において、スーツの地位は不安定なものでした。しかしパンデミック以降、その役割はより明確になりました。スーツを着て一種の役を演じる喜びもありますよね。職場でシャツとチノパンのコーディネートではなくスーツを選ぶことは、今どき当たり前ではないからこそ、重みがあるのです。クリエイターたちの交流を目的とするプライベートクラブ、Soho Houseの新エディトリアルディレクターで、私たちが知る限り最もスタイリッシュな男性のひとりであるスタイルジャーナリストのテオ・ヴァン・デン・ブロークは、「スーツを着ると、自分がまとまっているように感じられます。美しく仕立てられたスーツほど、肩幅をしっかり見せ、ウエストのくびれや、ボディをエレガントに包み込んでくれるものはありません。まるで錬金術のような力がスーツには宿っているのです」と語ります。


 

しかしまだ、スーツを着るべき時と場所というものがあります。ハイブリッドな勤務形態が増えている中(でも忙しさは変わらない)、私たちのワーキングワードローブは、これまで以上に汎用性のあるものでなければなりません。1日のうちに、朝スーツを着て重要な会議に出席し、その後コーヒーを飲みながらクライアントとカジュアルに打ち合わせをすることもあります。テーラリングはオフィスのドレスコードの一部であることは確かですが、テーラリングの定義そのものを拡大する必要があるのです。

 

そこで活躍するのが、ポール・スミスの「Modern Working Wardrobe(モダン ワーキング ワードローブ)」です。それは、スーツ、セーター、ワークウェアにインスパイアされた単品アイテム、スニーカー、機能素材を使用したアウターなど、今日のより柔軟な働き方のために作られた、究極のスマートカジュアルワードローブです。

朝、近所のコーヒーショップにひとりで出かける予定を立ててみてはいかがでしょう。座りっぱなしの生活パターンから脳を解放する最も簡単な方法のひとつになるでしょうし、午前9時の会議の前にカフェインを摂取して頭をすっきりさせておくこともできます。さらに、スウェットパンツよりも少しスマートな服装に着替えることで、早朝のZoomコールにも対応できるでしょう。でも、何を着たらよいのでしょう?「起毛したスエードのシャツジャケットは、カーゴパンツにTシャツという在宅勤務の定番スタイルを瞬時にスマートにしてくれます」と、テオは言います。